きんちゃんの徒然ブログ

母が、片付けをしていて見つけたと、見せてもらいました。

親の子の　世の人々の　恵うけて　八そじ　八とせの　年をかさねぬ　　　　　　　　　曽乃

これは、私の母方の祖母の母、つまり曾おばあちゃんが米寿のお祝いに、
集まった時に、出席者に、詠んで配ったものだそうです。
これに、塗りのお盆が記念品として添えられたそうで、それは、もう割れてないので、残念です。
こんな歌が詠めるとすごいな～って思います。
祖母の残した、歌もいっぱいあります。
曾おばあちゃんのものは母の手元にはほとんどないのでこの色紙は大事にしたいと思います。

92歳で、亡くなったんですが、祖母の所に行った時に、
着物を着て、ソファに座り、細～い煙管（キセル）をふかしていた小さなおばあちゃん
の記憶がかすかにあったので、母に聞くと、それが、曾おばあちゃんだったそうです。
その記憶は、曾おばあちゃんが、亡くなるちょっと前だったそうですが、遠くに住んでいたため、
ほとんど会えなかったようです。
話してみたかったな～
なんとなく、粋なおばあちゃんだったんだろうなあ、なんて思ったりします。