お七夜、命名式

2008年12月06日

今日受けた質問の中からひとつ。
お七夜は、どんな事をしたらいいのですか?
命名はどんなものに書けばいいですか?
 
お七夜とは、字の通り、赤ちゃんが生まれた日から数えて七日目のお祝いをいいます。
昔は、誕生しても数日間で亡くなることが多く、赤ちゃんの無事の成長を願う意味で、
今よりも大切なものでした。
家の当主が親類など多くを招き、命名式を行い、名前を披露する祝宴を盛大に開きました。
昔は、名づけ親を立てるのがしきたりで、一族の長寿の人や、人望のある長老格の人に、
お願いし、名付け親は、当日、奉書紙に赤ちゃんの名前を書いた、命名書を大事に持参しました。

現在は、ママが退院してまもなくで、静養中であることを考慮し、
出産の労いも兼ねて、ごく内輪の家族だけで鯛とお赤飯程度で、お祝いするのがよいでしょう。

お七夜、命名式
また、七日目に拘らず、生まれて七日前後で、ママと赤ちゃんの様子をみて、都合のいい日に
されるのがいいと思います。場所も、遠方へ里帰り出産しているような場合などは、ママの実家でするのもやむをえないと思います。その場合は、パパの実家からは、鯛を届けたり、
酒肴料などとして、金子を包むとよいでしょう。

ちなみに、うちの母は、退院後、お七夜を、済ませた後、実家に静養のため、里帰りしたそうです。

命名を名づけ親に頼む場合、名付け親は、命名式当日、命名書に
名前を書いて、渡します。それから、仏壇や神棚、床の間などに飾り披露します。
両親が名づける場合は、親が半紙や奉書に書いて、仏壇や神棚、床の間などに飾ったり
鴨居や壁など、よく見えるようにはります。
命名書は、役所に出世届を出した後は、子供が成長するまで、へその緒と一緒に大事に保存します。
正式には、名づけ親が、奉書紙を横に二つ折り、それを三等分にした後、左に『命名』と書き、
真ん中に、名前と生年月日、右に名付け親、命名の年月日、両親の名前などを書きます。
最近は、名前と生年月日を書くだけでも良いと思います。
おめでたい図柄が印刷された用紙や、掛け軸タイプのものもあります。
お七夜、命名式
お七夜、命名式お七夜、命名式



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